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ここがネットワークの最先端!IoTデバイスが開く新しい未来の扉:Interop Tokyo 2018登壇レポート

幕張メッセで開かれた「Interop Tokyo 2018」の丸文株式会社のブースで、株式会社tsumugの代表である牧田さんが、コネクティッド・ロック「TiNK(ティンク)」について登壇しました。 そのときの登壇の様子と、Interop Tokyoを廻ってみて、気になった出展ブースをレポートします。

「Interop Tokyo 2018」が6月13日から15日まで幕張メッセで開催されました。
「Interop Tokyo」は、ネットワークコンピューティングの製品の展示や公演、ワークショップなどが行なわれるイベントです。インターネットの黎明期である1994年から開催され、2018年で25回目を迎えました。

会場では最新の技術や稼働している機材(ドローンやワイヤレス機材など)を見ることができ、一般の人間からビジネスマンまで多くの人が展示を見学に来ていました。
参加企業もシャープやソフトバンクといった有名企業から、早稲田大学のような教育機関まで多種多様です。

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Interop Tokyo 2018の会場風景

多くの会社が参加する中、丸文さんのブースでtsumug代表の牧田さんが、「コネクティッド・ロック『TiNK』の描くIoTの未来と展望」というセッションで登壇しました。

丸文は、半導体や電子部品など5GやIoTを支える技術や製品、ネットワークセキュリティを提供する会社です。
コネクティッド・ロック「TiNK」に搭載されているBluetoothには、「Afero」が使用されています。
「Afero」の詳細については、IoTプラットフォーム「Afero」:TiNKのテクノロジー』を参考にしてほしいですが、丸文がこのチップの提供をしており、Aferoのテクノロジーという面も踏まえ、丸文のブースで登壇となりました。

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コネクティッド・ロック「TiNK」ももちろん展示

「TiNK」の展望:セミナー登壇

牧田さんは、丸文ブースに見学に来た人たちを前に、コネクティッド・ロック「TiNK」の魅力について話しをしました。

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丸文ブースでコネクティッド・ロック「TiNK」について話す牧田さん

日本では、2015年ごろから、スマート◯◯と呼ばれる電気通信で開閉・管理する鍵のデバイスが多く発売されてています。

「スマートロックというものは基本Bluetoothで通信するものが多く、スマートフォンで開ける鍵という印象を持たれることが多いです。そこでtsumugは新しいスマートロックの考え方を取り入れようとコネクティッド・ロックを作りました」(牧田)

LTE通信には、さくらインターネットの通信プロトコル「sakura.io」を使用。世界初のLTE通信ができる電子錠「TiNK」が誕生しました。

牧田さんは、鍵がLTE通信するイメージとして「スマートフォンがドアについている感じです」と語り、リアルタイムでの鍵の番号の変更、多人数での鍵のシェアなどを可能にしたことをアピールしていました。

他にも、TiNKを使って提供されるサービスに、


  • LTE通信であることを生かし、不在時でも部屋の中まで宅配の荷物を運んでくれる「宅内配達サービス」

  • 昨今流行しているフリマアプリの対応した玄関に商品を置いておけば、梱包から出荷までしてくれる「玄関集荷サービス」


などがあり、TiNKのメリット、物理鍵との違いも説明しました。

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TiNKのメリットについても熱弁

また、開発者向けのディペロッパーキットの「TiNK DVK」やオウンドメディア「tsumug edge」、開発や流通、情報を提供する「Tink User Group」の展開の話も。他にもイベント「tsumug Tech day」を開催したことも話しました。
開発者向けのサポートについては、「コミュニティの中で流通情報の共有や新しいサービスを作ることも挑戦していきます」と、コネクティッド・ロックのさらなる発展にも意欲的です。

「tsumugは単体としては若く、福岡に本社がある企業です。しかし、いろいろな会社とパートナーシップを組んでいただいて、さまざまなサービス連携ができています。『福岡市 実証 実験フルサポート事業』にも選ばれ、同市で6月から実証実験を開始しています。東京でもAPAMANグループが取り扱う建物で、TiNKが設置された建物が増えています」(牧田)

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tsumugはいろいろな会社とパートナーシップを組んでいることも魅力

また、「どんなサービス、利便性があればユーザーはIoTデバイスの価値を見いだせるのか。同時に市場的な価値も見い出せるか。それを考えながら活動していきます」と、これからのIoT市場への希望を伝え、今回のセミナーを閉めました。

最新IoT技術を求めて

Interop Tokyo 2018では、約500社もの企業が自社の最新IoT技術を発表しています。牧田さん自身も会場を周り、興味深く展示を観察していました。

丸文

ブースでは「5G」や「IoT技術」を支える技術の展示やセミナーを開催していました。

もちろん、tsumugの「TiNK」も展示されていました。多くの来場者がTiNKを実際に触り、機能を肌で感じていました。

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丸文のブースに展示されていたTiNK(左)と他のAfero搭載製品

ドローンソリューションデモ・エリア

このエリアではドローンを使ったさまざまなサービスが紹介されており、ドローンで赤外線健康診断するデモを見た牧田さんは、「ドローン+カメラ+センサーはなんでもできる」と興味深く観察していました。

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さまざまなドローンを作ったデモンストレーションが行なわれていた

シャープ

シャープのブースでは、手元のタブレットを操作するだけで、8Kの大型画面が連動して動くデモを紹介していました。
Wi-Fiでつながっているため、遠く離れた場所の画面も操作が可能で、将来的に遠隔地への医療や教育の活用に期待できます。
またシャープは、『AI』と『IoT』を組み合わせた『AIoT』ということも提唱しており、今後もその分野での期待がもてます。

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圧巻の8K大画面を手元で操作できる。タイムロスもほとんど感じなかった。

日本Androidの会

「日本Androidの会」のブース内には、この間tsumug edgeでも紹介した「OQTA(オクタ)」という、スマホのボタンを押せば鳴く鳩時計がありました。
「OQTA」を開発した工藤禎広さんは「言語できないものを可視化するもの。インターネットの次を作るぐらいの可能性がある。エモテック(エモーショナルテクノロジー)だ」と説明してました。

牧田さんは「エモテックから始まるとすごいものが生まれる。コミュニケーションのイノベーションはテクノロジーがあるから面白い」と“エモい”鳩時計の感想を語っていました。

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tusumug edgeでも紹介したOQTA。鳩時計の鳩にも牧田さんは興味津々

SONY

5Gの高速大容量を生かした、「4Kディスプレイ」「4Kカメラ」「センサー」を搭載した車型デジタル・サイネージを展示していました。
将来的には顔認識をして、人物情報にあった広告、コンテンツを流すシステムが作れるとのこと。まさに、「AI」と「5G」を絡めた新世代のサイネージです。

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車の外側に4Kの画面とカメラが搭載。会場では電波は飛ばせなかったが、5Gで通信できるので大きな映像も問題なく飛ばせるとのこと。

MAMORIO

「金型をなくすIoT」と牧田さんが絶賛したのが、ものの紛失防止タグの「MAMORIO(マモリオ)」です。
タグに基板が入っているので電池(バッテリー)の交換のみで使用が可能です。

将来的には物自体にタグを埋め込むことも考えていると聞き、「MAMORIOはサービスだけで売れる究極の形。サービスに寄った進化をしているので、参考にしたい企業」と、他社の良いところを参考にtsumugに活かしていきたい、という意気込みを語りました。

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ケースではなく、紙袋のようなものに入っているため、金型が一切要らないという。数年掛けてここまでたどり着いたとのこと。

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これからますます身近になっていくであろうIoT技術。
「Interop Tokyo 2018」で展示していたさまざまな企業の技術は、とても刺激的で、牧田さんをはじめ多くの人にとって、プラスになるイベントだったに違いありません。

文:勝田竜矢

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