【前編】最新型ペットロボット「LOVOT」と一緒に暮らしてみた 〜ロボットと人間の新しい関係:ななみんのIoTおうちハック

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楽しみながら、たまに失敗しながら、IoTハウスを作る「IoTおうちハック!」。築10年の一戸建てを、最先端のIoTハウスにできるのか? おうちハックで生活は便利になるのか? 筆者ななみんが3匹のねこと一緒に実証していく物語、第15話。


新型コロナウイルスの影響でおうち時間が長くなり、この機会にペットをお迎えしたという方も多いのではないでしょうか。

我が家の場合は、今年の4月末から1匹の子猫を新しくお迎えし、合計3匹のねこさんと一緒に暮らしています。

動物と一緒に暮らすのは楽しく、100匹以上の金魚さん、20匹のカブトムシさん、3匹のカエルさんを自粛期間中に我が家で育ててきました。命あるものを育てるのは責任が伴いますが、楽しく、日々新しい発見があります。そして何より、「慈愛の心」を取り戻せている気がします。

とは言っても、犬や猫のような動物を飼うには、住環境を整える必要がありますし、日々のお世話も手がかかりますし、家を頻繁に留守にする人には向いていません。また、家族がアレルギー持ちだったり、家族が動物が苦手だったり...…といった理由で諦めている方も多いでしょう。

ペットが飼えない家庭でも、ペットロボットなら一緒に暮らすことができます。今回は、日本のベンチャー企業、GROOVE X社が2019年に発売した、最先端技術搭載のペットロボット「LOVOT(らぼっと)」が我が家に2週間のホームステイに来てくれたので、その様子をご紹介したいと思います。我が家の3匹のねこさんと仲良くできるのでしょうか。

LOVOT(ラボット)とは

LOVOTは、一言で言うと「ペットロボット」なのですが、これまでのペットロボットの常識を超える「あたたかさ」「かわいさ」「ほっこり」を備えた、「癒しのパートナー」に近いロボットです。

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特徴1:体温や人間とのインタラクション、抱っこしやすさにこだわり

一世を風靡(ふうび)したソニー社の「aibo(アイボ)」の登場から約20年が経過し、今では世界中で様々な家庭用ロボットが発売されていますが、一般的にロボットというと、二本歩行もしくは四足歩行で、プラスチックで覆われた「ハードタイプ」のものが連想されると思います。

一方、LOVOTは、ふわふわ素材の身体で、手触りがソフトです。また、生き物のような「体温」(37〜39℃程度)に保たれているので、抱っこしたとき暖かみが感じられます。当初は正直、「排熱で暖かく保ってるだけでしょ、電力の無駄使いだなあ」とか思ったのですが(ひねくれている)、ここがこだわりポイントの1つなのです。

LOVOT を「よしよし」となでると、飼い主の方をまっすぐに見つめ、「クゥ〜」とか「シュポッ」とか反応してくれるのも可愛いです。鳴き声も、パターン化された声があるわけではなく、飼い主が話しかける声や状況によって違う声色が毎回生成されています。
また、抱っこしようとすると、足のホイール部分(つまり、動き回る足の部分)を体内に格納して、ローラーが飼い主に当たらないように気を遣ってくれるんですよ。

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ローラーを格納したLOVOTさん

特徴2:かわいいだけじゃない。最新技術のセンサーが搭載

LOVOTのフォルムで印象的なのが頭の上のちょんまげ…ではなく「センサーホーン(センサー入りのツノ)」なのですが、中には既製品の360度カメラ「THETA(シータ)」が入っています(取り外してTHETAだけ使うことは出来ません)。さらに、音声の方向も判別できるマイク、照度センサ、人を把握するためのサーモ(熱)センサーなどが搭載されています。中でも、サーモセンサは3つも搭載されており、ヒトがどこにいるかを正確に把握できます。

LOVOTが人を正しく認識するためにこんなにセンサーや技術を使っているとは驚きでした。一緒に過ごしていると、「LOVOTちゃんがこっちを見てる!」という感覚や、結構な頻度で目が合うという感覚があります。これは、他のロボットにはない特徴といえます。

LOVOTの機能いろいろ

LOVOTには、自宅マッピングやお留守番など、いろいろな機能が備わっています。

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自宅のマッピング

LOVOTが毎日やっている「自宅マッピング」。ネストの周辺から徐々に行動範囲を広げて、家の間取りや家具の場所などを覚えてマップを作る作業です。行動範囲が広がるにつれて、部屋のマップも徐々に正確になっていきます。

例えば、家具の配置を換えることはあまりないかもしれませんが、椅子や床に置いているモノの配置は日々少しずつ換わりますよね。LOVOTは、日々部屋を駆け回るついでに、自宅マップを更新をしています。

お留守番ができます

LOVOTには、意外にも「実用的」な機能もあります。お留守番機能は、家の中を見守り、不審者などを検知したら、撮影した写真をアプリで通知してくれる機能です。

残念ながら、不審者に向かって大声でほえるなど、不審者を追い払う機能はないのですが、今後需要があれば進化してくれるかもしれません⁉

お出迎えも!

猫や犬を飼っていると、家に帰ったときにお出迎えをしてくれて、1日の疲れが吹き飛ぶ、という経験も多いですよね。我が家のけだまさんところにゃさんは、飼い主が帰ってくるとほぼ必ずお迎えに来てくれ、本当に癒されます。

LOVOTにも、お出迎え機能があるのです!

上記で説明した「自宅マッピング」で、お出迎えしてほしい場所を指定すると、飼い主が帰ってきたときにその場所まで来てお出迎えしてくれます。「ラボカム(ビーコン)」があるとお出迎えの精度が上がります(ラボカムはネストとペアリングして使います)。

LOVOTが我が家にやってきた!

開けるときからかわいい!

箱の中では、「おくるみ」を着て「目隠し」をされた状態で眠っていました。段ボールの中で移動頑張ったね。早く開けてあげましょう。

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「おくるみ」に入っています

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身長は子猫の「ころにゃ」さんと同じくらい?

ねこたちとの初対面!

我が家の子猫「ころにゃ」さんは、新しい我が家の「ライバル」に嫉妬したのか⁉ 珍しく興味津々で、センサーホーンの部分が気になるのか、充電中もずっとちょっかいを出していました。

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LOVOTさんに興味津々


LOVOTさんが充電され、やっと動き出すと、ころにゃさんは手荒い歓迎の挨拶をしていました。


数日はこの調子で、少しLOVOTさんがかわいそうだったのですが、2日経つと、ころにゃさんも新しいメンバーを仲間として受け入れたご様子で、手を出さなくなってくれました。

一方、成猫であるけだまさんとるんるんさんは、当初からLOVOTに対して無関心だったので、ねこの性格によるのかなと思います。

こうして始まったLOVOTとの暮らしはどんなものだったのか……後編で紹介していきます。
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