「フリーランスは正規雇用より劣っているという考え方を変えたい」tsumug牧田社長、安倍首相にプレゼン

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安倍晋三首相

コネクティッド・ロック「TiNK」を開発するベンチャー企業のtsumug(ツムグ)は、すべての従業員が、正社員ではなく業務委託かアルバイト契約です。リモートワークのメンバーや、複数の企業で就労しているメンバーも多くいます。

そんなtsumugの取り組みを、安倍晋三首相にプレゼンする機会がありました。経済産業省が今年4月に開いた「中途採用・経験者採用協議会」にtsumug社長の牧田恵里が招かれ、雇用形態について説明したのです。

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tsumugの牧田恵里社長

「中途採用・経験者採用協議会」は、少子高齢化による労働力不足を見据え、中途採用・経験者採用の推進を検討すべく、政府が昨年立ち上げた協議会です。4月に開かれた第2回の協議会では、中小、ベンチャー企業の経営者を招いてヒアリングを実施。牧田はここで、tsumugが実践している雇用について語りました。以下のような内容です。


tsumugのすべてのメンバーは、正社員ではなく業務委託かアルバイトです。業務委託のメンバーには予算と権限を付与し、その権限範囲内で自分の報酬も決めてもらっているほか、機材の購入や人材の採用も行ってもらっています。

業務時間や場所の制約はありません。オフィスのある東京、福岡だけでなく、金沢、愛媛、京都など遠隔で作業するメンバーもいます。遠隔作業を円滑にするために、「Zoom」や「Slack」などWebコミュニケーションツールをフル活用しています。また、立ち上げ期に関わってくれている業務委託メンバーにストックオプションを付与できる仕組みもあります。

なぜ正社員ではなく業務委託なのか——働き方を自発的に考えられるような「働きがい」に重きを置いている人に参加してほしかったからです。そのような人向けに、権限を移譲して任せた上で、自らの意思で働き方を決められる仕組みを整えました。業務委託なら正社員と違って業務時間の制約もなく、働き方を自発的に考えてもらえ、働く量も自分で決めてもらえます。これまで一般的とされてきた「フリーランスや非正規雇用は正規雇用より劣っている」といういうイメージも、変えていくことが大事だと思っています。

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会議には、tsumugのほか、AIベンチャーのABEJA、ヘルスケアベンチャーのFiNC、オフィスユニフォーム企画・製造のセロリー、めっき生産のヱビナ電化工業など、さまざまな職種、社歴の企業の代表者が招かれ、雇用の現状や課題について、安倍首相にプレゼンしました。

安倍首相は各社のプレゼンを聞いた後、「刺激があるいい話を伺えた」と総括。「今後とも、ライフステージの変化に応じて、働き方や働く場所を柔軟に選択でき、何度でも再チャレンジできる社会を構築していくことが求められている」などと述べました。また、大企業における兼業解禁を進めるべく、具体的な検討を行っていきたいと述べました。


文:tsumug edge編集部 

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