自転車用スマートロック、発熱ジャケット、自動追尾セルフィーホルダー......生活を豊かにするハードウェアたち:SXSW現地レポート

インタラクティブメディア、音楽、映画の祭典「SXSW(South by Southwest)」に来ています。今回はSXSWトレードショーで見つけた生活を豊かにするハードウェアスタートアップをレポートします。

自転車用スマートロック「bisecu」

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自転車用スマートロック「bisecu」

韓国に拠点を置くbisecu社が開発する「bisecu」は、自転車の前輪にコンパクトに装着できるスマートロックです。Bluetooth接続したスマートフォンから操作することで鍵の開け閉めができます。使い勝手は、シェアサイクルを使ったことがある人なら“パーソナルなシェアサイクル”と言うと伝わるかもしれません。LTEは搭載していないので、離れた場所から鍵の状態を確認することはできませんが、1回の充電で最大6ヶ月間充電が持ち、ストレスフリーで利用できそうです。また、ロック時に自転車が動いたことを感知すると警報音が鳴るようになっています。

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前輪に取り付けた状態。非常にコンパクトで自転車の外見を壊さない。

アプリには個人間での鍵のシェアリングができる機能もあり、例えばAirbnbなどでゲストに自転車を貸す場合、アプリ上でバーチャルな鍵を受け渡すことができます。

開け閉めの手軽さとシェアリング機能はもちろん、洗練されたデザインの小さな本体も魅力的なbisecuは日本でもクラウドファンディングを成功させており、今後の展開に期待です。

“動くアレクサ”──パーソナルロボット「temi」

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パーソナルロボットの「temi」

まずはパーソナルロボットの「temi」。ニューヨークを拠点とするtemi USA 社が開発したこのロボットは、家庭やオフィス内でのテレプレゼンス機能、そして“動くアレクサ”としてのパーソナルアシスタント機能を備えています。

高性能な技術構成ですが価格が1500ドル(約16万円)と破格で、今後さまざまなところで姿を見そうな予感がしました。

temiについては詳しくこちらの記事で紹介しています
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「薄着をしたいが最初は寒い」時に便利! スマートジャケット「Mercury」


Mercuryのプロモーション動画

SXSWが主催するスタートアップコンテストのファイナリストに選ばれていた「Mercury」は発熱するジャケットです。スポーツタイプの薄いジャケットの背中や腕の位置に電熱線が入れ込んであります。温かさは携帯用カイロと同じくらいで、ジャケット全体が温かくなるというよりは、局所的に数ヶ所が温かく感じます。温度はアプリでコントロール可能です。マニュアルコントロールに加えて、適切な温度をキープする機能や、Alexa(アレクサ)と連携してボイスコントロールにより事前に温めておく事もできます。

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スマホにつなげて操作をする様子

ジャケット自体は薄くまた重さも軽いため、例えばランニングや自転車に乗る場合など「薄着をしたいが最初は寒い」時に使い勝手が良さそうな印象を受けました。昨年達成したKicksterterによると、約300米ドルのようです。

「Pivo」は動画投稿に欠かせないツールになるかもしれない

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"スマホでの撮影中にトラッキングした物体の方向に向き続ける事ができる「Pivo」。物体の撮影時の自動回転台としても使える。(写真左)

YouTubeやTikTokなどをはじめ、最近では個人の動画投稿が世界的に普通になっていますが、「Pivo」は一人で配信するクリエイターにとってなくてはならないものになるかもしれません。

Pivoは、スマートフォンを三脚の上部に装着するためのコンパクトな回転台です。撮影は専用アプリから行い、動画撮影中に顔認識また物体認識を用いて指定した人、モノが画角からずれないようにスマートフォンを回転させてくれます。実際に、多くの人が行き交うトレードショーで試しましたが、精度良く私をトラッキングしていました。また、撮影中に背中を向く場合でも物体認識モードで人全体を指定していれば問題なくトラッキングできました。


Pivoのプロモーション動画

さらに個人クリエイターに嬉しい機能として、アプリから直接複数のストリーミングサービスに動画を同時に配信ができます。YouTubeライブ、Twitch、Facebookライブなどに対応しており、これだけでも喉から手が出るほど欲しいクリエイターはいるのではないでしょうか。

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三脚に取り付けられる円柱型の小型デバイスだ。

個人クリエイターが、自分の動画を撮影する場合、あらかじめ画角を測り、そこからはみ出さないように動くか、自分でカメラを持つ必要があります。その煩わしさを無くし、より自由な動画撮影が可能なPivoは、動画配信をする個人クリエイターのマストアイテムになるかもしれません。


文:近藤那央

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