こんにちは、tsumugソフトウェアエンジニアの池澤あやかです。
趣味は家のスマート化!ということで、日々便利なIoTグッズを買い集めています。
今回レビューするのは、SwitchBot。いわゆる「指ロボット」と呼ばれる、ボタンを押すことに特化したロボットです。
IoT非対応の家電やライトのボタンに取り付けることで、スマホやスマートスピーカーからボタンのオン・オフが操作できるようになったり、ある時間になったらボタンを押すという繰り返し操作ができるようになります。
まだまだインターネットに繋がる家電が少ない、このIoT過渡期を乗り切るための優れたアイテムなのです。
小さな四角いデバイスがSwitchBot、大きい雲形のデバイスが「SwitchBot Hub」。SwitchBot Hubは、Wi-Fiに接続し、SwitchBotを遠隔から操作できるようにしたり、スマートスピーカーから操作できるようにするために使います。
早速、どういったスイッチをスマート化すると便利なのか、いろいろ試してみました!
利用シーン①「お風呂を沸かす」
家に帰ったら速攻でお風呂に入って寝たい、そんなとき!
一人暮らしだと、家に帰ってからお風呂を沸かすしかないと思うのですが、沸かしている間に一度ベッドに横たわってしまうと、お風呂に入る気力がベッドに吸い取られてしまいますよね。
家に帰る前にお風呂を沸かすことができれば、そういった事態を防ぐことができそうです。
ただ、こういった使い方をしたい場合は事前準備が必須。お風呂を使い終わったあとに、お湯を抜いて風呂釜を洗っておいて、次の入浴に備えておく必要があります。
利用シーン②「コーヒーを入れる」
コーヒーの匂いで朝起きるーーそんな素敵な生活もSwitchBotがあれば実現することができます。
夜のうちにコーヒーマシンにコーヒー豆と水をセットして、SwitchBotを毎朝決まった時間にボタンを押すように設定しておくと、朝にはコーヒーが用意されています。
利用シーン③「照明のオン・オフ」
SwitchBotを購入した多くの人がこの用途で使っているのではないでしょうか。
「照明のオン・オフ」は大抵の場合、フィリップスから発売されている「Hue」など、スマート照明を利用すれば良いのですが、Hueなどのスマート照明は一般的な口金(E26)のものしか販売されていません。
そのため、「引っ越してみたら、家のライトがHue非対応の口金だった!」という絶望的な状態に陥ることがあるわけです。
リモコンで操作する照明が設置できる場合は、「Nature Remo」や「e-Remote」などのスマートリモコンを導入すればいいわけですが、それすらも存在しない時に役立つのがSwitchBotです。
家のスマート化を推し進める上では救世主のような存在なのですが、実は、スイッチの種類で向き不向きがあるのは注意しておきたいところ。
SwitchBotが一番向いているのは、シーソーのような形状のロッカスイッチと呼ばれるスイッチ。このようなスイッチの場合、SwitchBotからオンオフを判別できるため、遠隔からでも照明が点いているのか消えているのかわかります。このタイプのスイッチであれば、スマート照明と同じような感覚で使えそうです。
逆に押しボタン型のスイッチの場合、オンオフを判断できないため、遠隔からでは照明が点いているのか消えているのか判断することができません。
また、スイッチのベゼルが狭い場合は、マウンターを用意する必要もあるかもしれません。
ベゼルも狭かったので、アクリルでマウンターを作り、設置しました。
このように、「照明のオン・オフ」で利用する際には注意すべき点がいろいろあるので、自分の家で使えるのかはきちんと確認しておいたほうがよいでしょう。
利用シーン④「エアコンの操作」
多くのエアコンはリモコンで操作できるので、スマートリモコンを導入するほうが便利ですが、リモコンが使えないようなオフィスのエアコンはSwitchBotを導入すると便利かもしれません。
ただ、SwitchBotをつけたせいで温度が見えなくなってしまいました(笑)
スマートスピーカーでつなぐことで、「SwitchBotでエアコンをオンして」と声をかけることでエアコンの温度を操作できるようになります。Amazon EchoやGoogle Homeなどのスマートスピーカーや、IFTTTと連携する場合は、SwitchBot単体では繋げないので、SwitchBot Hubを導入する必要があります。
まとめ
SwitchBotを動作させるために、意外と事前準備が必要なものも多いので、人によっては向き不向きもあるかもしれませんが、家に帰ってすぐお風呂に入れたり、朝起きてすぐコーヒーが飲めるのはかなり快適です。
他にも、職場のコンピューターを遠隔からオンしたり、ペットの餌やり機の給餌ボタンを決まった時間にオンしたり、ソファーに寝転びながらテレビやプロジェクターのオンオフしたり、便利に活用できそう…。やってみたい!
生活の中でよくスイッチを使うという方は、ぜひSwitchBotを導入してみてください!
- 文:池澤あやか
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1991年7月28日 東京都出身。第6回東宝シンデレラオーディション審査員特別賞受賞。タレントとしてTV番組への出演やメディア媒体への寄稿などを行う一方、エンジニアとして、Webサイトの制作やプロトタイプアプリケーションの開発に携わっている。